ロバを引き止める - ヨーク大学合唱団、ザ・24、ザ・シティ・ミュージック

2023年3月18日(土)

ロバを引き止める - ヨーク大学合唱団、ザ・24、ザ・シティ・ミュージック

森沢は、セントラル・ホールで行われた「巨大バロック」の公演に参加しました。ヨーク大学合唱団とザ・24に、コルネット、サックバット、ドゥルシアン、弦楽器、オルガン、テオルボからなる古楽器集団ザ・シティ・ミュージックが加わり、ロバート・ホリングワースが指揮しました。中心となったのは、複数の合唱と通奏低音のために書かれたオラツィオ・ベネヴォリの《Missa Si Deus Pro Nobis》で、彼のヴェネツィアでの師ヴィンチェンツォ・ウゴリーニをはじめ、17世紀ローマの作曲家たちの作品が並びました。

公演の題名は、静止したソプラノの下で低声部が慌ただしく動く独特の書法に由来します。逸る驢馬を引き止めようとする司祭になぞらえられた技法です。1

プログラム

オラツィオ・ベネヴォリ Missa Si Deus Pro Nobis
ヴィンチェンツォ・ウゴリーニ Quae est ista
アンドレア・ガブリエーリパレストリーナ(ソリアーノ編)、フレスコバルディ ほか17世紀ローマの作品

指揮: ロバート・ホリングワース

セントラル・ホールの舞台上のヨーク大学合唱団、ザ・24、ザ・シティ・ミュージック

批評家のスティーヴ・クロウザーはこれを「きわめて想像力に富んだプログラム」と呼び、ザ・24を「まさに絶好調の合唱団で、終始この上なく明晰なパート・シンギングを聴かせた。実に見事」と特筆しました。カトリーヌ・ピエロンによるフレスコバルディのチェンバー・オルガンは「息をのむよう」、結びのアニュス・デイは「豊麗で、じつに喜ばしい」と記されています。2